
(画像=SBI証券)
この記事は2025年4月17日にSBI証券で公開された「Daily米株速報 毎営業日午前更新予定」を転載したものです。 掲載記事(最新版):Daily米株速報 毎営業日午前更新予定 |

(画像=SBI証券)
続落。パウエルFRB議長、早期利下げに対し慎重な見方を示す。半導体株が安い
3指数揃って続落。
パウエルFRB議長はシカゴ経済クラブの講演で、貿易摩擦が金融政策に及ぼすリスクに言及。一方で、市場の安定のためにFRBが介入する「Fedプット」を想定しているかを問われ、「ノー」と回答。早期利下げに対して慎重な姿勢を改めて示す格好となり、救済期待が後退。
対中輸出規制や、半導体製造装置メーカーASMLの新規受注額が予想を下振れし、半導体株や関連株の下落が目立った。トランプ政権は、エヌビディア(NVDA)の中国向け半導体「H20」を対中輸出規制の対象に追加。同社は2-4月期に最大55億ドルの費用を計上すると発表した。
セクター別では、半導体などの大型テック株が下落した影響で情報技術の下落率が最も大きかった。
パウエルFRB議長が早期利下げに慎重な見方を示し、債券利回りは低下(価格は上昇)。
米国への信頼の低下が続く中、ドル指数は下落。関税政策が米経済成長の重しとなるとの指摘が市場から聞こえる。ドル安で割安感が生じ、原油価格は上昇。
関税政策への警戒が高まる中、金価格が大幅続伸し、最高値を更新。
【4月17日(木)の米国市場】
■主な経済指標・イベント
ECB主要政策金利・ラガルド総裁会見
イタリアのメローニ首相が訪米、トランプ大統領と関税巡り会談
日本の赤澤経済再生担当大臣、ベッセント財務長官やUSTR(アメリカ通商代表部)のグリア代表と18日(金)まで関税交渉(※交渉に先立ち赤澤氏はトランプ大統領と会談。関税交渉にトランプ大統領参加可能性も?)
米住宅着工・建設許可件数(3月)
米新規失業保険申請件数(4月12日に終わる週)
フィラデルフィア連銀製造業景気指数(4月)
■主な企業決算の発表
アジア時間昼:TSMC(TSM)
寄り前:ユナイテッドヘルス・グループ(UNH)、アメリカン・エキスプレス(AXP)
引け後:ネットフリックス(NFLX)、チャールズ・シュワブ(SCHW)
~見通し~
相互関税を巡り、日米交渉で進展が見られた場合、他国と米国との交渉の進展にも期待感を持たせ、リスクオンムードが広がるだろう。世界最大の半導体ファウンドリTSMC(TSM)が決算を発表予定。月次売上高は堅調で、同決算発表で好業績見通しが示されれば、半導体株の反発材料になると考えられる。
SBI証券 投資情報部 栗本 奈緒実
主要株価指数

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債券・商品市況

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主要通貨

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S&P500日中足チャート

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ナスダック日中足チャート

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S&P500セクター別

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S&P100種騰落率ランキング

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その他主要銘柄

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※本レポートはBloombergデータをもとにSBI証券が作成。
※銘柄名はBloomberg表記によるもの。
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