
(画像=株式新聞)
この記事は2025年4月18日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>4月18日」を転載したものです。 掲載記事:<相場の読み筋>4月18日 |
17日の米国株式は、3日続落した。NYダウが前日比527.16ドル安の3万9142.23ドル、ナスダック総合指数が同20.712ポイント安の1万6286.448ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が12億977万株、ナスダック市場が62億7058万株だった。米ヘルスケア大手のユナイテッドヘルスが、25年12月期の利益予想を下方修正。同社株が急落しNYダウ下落の重しとなった。また、米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は、トランプ米大統領がパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の更迭を検討していると報じたことも、買い手控えにつながった。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、エヌビディアやブロードコム、アムジェンなどが値下がり率の上位に入っている。
18日の東京株式は、上値の重い展開か。現地17日の米国株式が3日続落したことから、売り先行スタートとなりそう。また、現地18日の欧米株式市場は聖金曜日で休場となることもあり、積極的な買いは期待しにくい。為替相場は、ドル・円が1ドル=142円台の半ば(17日は142円89-91銭)、ユーロ・円が1ユーロ=161円台の後半(同162円56-60銭)と、きのう17日から一転して円高方向にあることも、手控えにつながりそうだ。17日のADR(米国預託証券)は円換算値で高安まちまちながら、INPEX<1605.T>、オムロン<6645.T>、菱重工<7011.T>などが、17日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、17日の大阪取引所清算値比35円高の3万4465円だった。
(イメージ写真提供:123RF)