
(画像=株式新聞)
この記事は2025年4月28日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>4月28日」を転載したものです。 掲載記事:<相場の読み筋>4月28日 |
前週末25日の米国株式は4日続伸した。NYダウが前日比20.10ドル高の4万113.50ドル、ナスダック総合指数が同216.896ポイント高の1万7382.939ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億5728万株、ナスダック市場が66億6942万株だった。アルファベット(グーグルの持株会社)が1-3月の決算を発表。売上高が市場予想平均を上回ったほか、増配と自社株買いを明らかにし好感された。一方、4月ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)は52.2と、速報値の50.8から上方修正されたものの反応は限られた。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、テスラやエヌビディア、マイクロン・テクノロジーズなども買われた。
28日の東京株式は、しっかりした展開となりそう。現地25日の米国株式が続伸した動きから、買い先行での取引開始が見込まれる。ただ、あす29日は昭和の日で休場となることから、積極的な買いは入りにくいとみられ、伸び悩む場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=143円台の半ば(前週末25日は143円39-41銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=163円台の前半(同162円88-92銭)とやや円安方向にある。25日のADR(米国預託証券)は円換算値で、信越化<4063.T>、デンソー<6902.T>、三菱UFJ<8306.T>などが、前週末25日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同25日の大阪取引所清算値比220円高の3万6000円だった。
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