28日後場の日経平均株価は、前週末比134円25銭高の3万5839円99銭と4日続伸。TOPIX(東証株価指数)も同22.58ポイント高の2650.61ポイントと上昇した。日経平均は午前9時34分に、同369円52銭高の3万6075円26銭を付け、取引時間中としては、1日以来約1カ月ぶりに3万6000円台を回復する場面もみられた。その後は手がかり材料に乏しいなか、戻り待ちの売りに押され上値は重かった。また、4月30日−5月1日には日銀の政策決定会合が行われることもあり、模様眺めムードも広がったようだ。ドル・円は朝方から1ドル=143円60銭を中心に上下20銭程度でもみ合った。
東証プライム市場の出来高は20億1503万株、売買代金は4兆7221億円。騰落銘柄数は値上がりが1107銘柄、値下がりは487銘柄、変わらずは39銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち27業績が上昇、6業種が下落した。デンソー、トヨタなど再編期待が生じた輸送用機器株や、大林組、清水建などの建設株が上昇。三菱UFJ、三井住友などの銀行株や、7&iHD、ファストリテなどの小売株も高い。郵船、商船三井などの海運株や、日本製鉄、JFEHDなどの鉄鋼株も堅調。伊藤忠、三菱商などの卸売株や、信越化、富士フイルムなどの化学株もしっかり。一方、東レ、ワコールHDなどの繊維株や、野村などの証券商品先物株が下げた。
個別では、豊田織、愛知鋼、アンリツ、きんでん、SHIFTが上昇。半面、さくら、日精線、菱鉛筆、三菱総研、AREHDなどが下落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社