株式新聞ダイジェスト

日電硝子が急伸、25年12月期第2四半期と通期の利益予想を上方修正

 日本電気硝子が急伸、256円高の3530円を付けた。4月30日引け後、25年12月期第2四半期累計(1−6月)と通期の連結利益予想を上方修正し、好感された。

 第2四半期累計の業績予想で、売上高は1500億円(前年同期比3.0%減)を据え置いたが、営業利益を100億円から130億円(同4.5倍)に増額。第1四半期(1−3月)において、ディスプレイ事業の生産性改善が進展したことに加え、電子デバイス事業の売上高増加および複合材事業の損益改善などが寄与する。通期予想では、売上高は3100億円(前期比3.6%増)を維持した一方、営業利益を200億円から230億円(同3.8倍)に引き上げた。米国の関税措置による景気への悪影響が懸念されるなか、グループの業績に直接与える影響は僅少とするが、同措置が世界景気の下ブレを引き起こし、最終製品の需要減少が同社グループの製品需要を押し下げる可能性があるとみている。ただ、現時点ではその影響を定量的に算出できないため、前回発表予想値に第1四半期連結会計期間の実績を反映したという。

 1日の終値は、前日比126円高の3400円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社

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