伊藤園が反落し、一時64円安の3335円を付けた。前週末2日引け後、25年4月期の連結利益予想を下方修正し、嫌気された。
25年4月期の業績予想で、売上高を4666億円から4720億円(前期比4.0%増)に引き上げたものの、営業利益は265億円から223億円(同10.9%減)に減額し、一転して減益となる見込み。継続するコスト上昇の影響を受け、オペレーションの効率化や生産性の向上といったさまざまな企業努力を積み重ねてきたが、自助努力での吸収は難しく、24年10月から一部の飲料製品とリーフ製品の値上げを実施した。ただ、価格改定の効果はあったが、競争激化に伴うリベートなどの増加や広告宣伝費の先行投資が影響した。
7日の終値は、前週末比54円安の3345円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社