音響・セキュリティー機器メーカーのTOAが前日比139円高となる1074円まで買われ、年初来高値を更新。2日引け後に発表した、25年3月期決算と26年3月期の業績予想が買い材料視された。
25年3月期の連結営業利益は35億8900万円(前期比18.5%増)だった。国内で交通向けの売上が伸長したことに加え、大阪・関西万博関連の納入が進展し、収益性が改善した。26年3月期の営業利益は45億円(前期比25.4%増)を見込む。4月からDX(デジタルトランスフォーメーション)本部を設置し、デジタルシフトの加速を進める。
配当予想は、中間20円、期末22円の計42円とし、前期から2円の増配を予定している。
7日の終値は、前週末比99円高の1034円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社