日清食品ホールディングスが急伸、258円高の3373円を付けた。8日午後1時15分、自己株取得枠の設定と自己株の消却を発表、材料視された。
自己株取得枠は、上限950万株(自己株を除く発行済み株式数の3.22%)・200億円。取得期間は5月9日から11月28日まで。同社では、財務規律を維持しつつも株主へのより一層の利益還元と資本効率の強化を図ることが企業価値の向上に寄与すると判断、自己株の取得を決めた。同時に、5月30日付で500万株(消却前発行済み株式数の1.65%)を消却するとした。
26年3月期業績は、売上収益8100億円(前期比4.3%増)、既存事業コア営業利益836億円(同0.1%増)を予想。前提となる為替レートは、1ドル=145円、1香港ドル=18.60円、1ブラジルレアル=25.20円としている。配当は第2四半期末35円(前期実績35円)、期末35円(同35円)の合計70円(同70円)を見込む。
25年3月期決算は、売上高が7765億9400万円(前期比6.0%増)、既存事業コア営業利益が835億3900万円(同3.6%増)だった。
8日の終値は、前日比179円高の3294円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社