日本郵船が上げ転換、247円高の4926円を付けた。8日正午、26年3月期の連結業績予想と自己株取得枠の設定を発表。26年3月期は大幅な減益を見込むが、自社株取得枠の設定が材料視された。
自己株取得枠は、上限4800万株(自己株を除く発行済み株式数の11.1%)・1500億円。取得期間は5月9日から26年4月30日まで。資本効率の一層の向上を目的として自己株取得を行い、取得した自己株は原則として消却するとしている。
26年3月期の連結業績は、売上高2兆3800億円(前期比8.1%減)、営業利益1350億円(同36.0%減)を予想。配当は、第2四半期末115円(前期実績130円)、期末120円(同195円)の合計235円(同325円)を見込む。
8日の終値は、前日比213円高の4892円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社