東和銀行が急騰、100円ストップ高の693円を付けた。8日引け後、25年3月期の連結利益予想の上方修正と期末配当予想の引き上げ、自己株取得枠の設定を発表、買い人気を集めた。
25年3月期の業績予想で、経常収益は378億1000万円(前期比10.8%増)を据え置いたが、経常利益を20億円から63億8000万円(同47.2%増)に引き上げた。銀行単体において、資金利益の増加に加え、償却債権取立益が当初予想を上回る見込みとなった。期末一括配当については、従来予想の30円から35円(前期実績35円)に引き上げるとした。
自己株取得枠は、上限170万株(自己株を除く発行済み株式数の4.62%)・10億円。取得期間は5月9日から26年1月30日まで。株主への一層の利益還元と資本効率の改善を通じ、同行の企業価値の持続的な向上を図るため自己株の取得を決めた。
9日の終値は、前日比100円高の693円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社