12日後場の日経平均株価が、前週末比140円93銭高の3万7644円26銭と3日続伸。TOPIX(東証株価指数)が同8.59ポイント高の2742.08ポイントと12日続伸した。現地9日の米国株式は高安まちまちとなったが、12日は米中貿易協議の進展を材料視して買いが先行。日経平均は寄り付き直後の午前9時0分に、同223円11銭高の3万7726円44銭を付けた。ただ、その後は戻り待ちの売りに押される展開で上値が重く、後場には下げ転換する場面がみられた。売り一巡後は、下げ渋る動きをみせ持ち直し、上げ幅を取り戻す格好で取引を終えた。
東証プライム市場の出来高は21億5238万株、売買代金は4兆8542億円。騰落銘柄数は値上がりが1116銘柄、値下がりは476銘柄、変わらずは42銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち25業種が上昇、8業種が下落した。住友倉、渋沢倉などの倉庫運輸株や、大和証G、野村などの証券商品先物株が上昇。郵船、商船三井などの海運株や、INPEX、石油資源などの鉱業株も高い。ディスコ、ダイキンなどの機械株や、三和HD、LIXILなどの金属製品株も堅調。MS&AD、東京海上などの保険株や、三菱UFJ、三井住友などの銀行株もしっかり。一方、中外薬、第一三共などの医薬品株や、リクルートH、セコムなどのサービス株が下落した。
個別では、アネスト岩田、クレスコ、33FG、高速、秋田銀が上昇。半面、DeNA、ゲオHD、ツムラ、クオールHD、コーセーなどが安い。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社