13日午前10時3分すぎの日経平均株価は、前日比660円程度高い3万8300円前後で推移。取引時間中に3万8000円台となるのは、3月26日以来、約1カ月半ぶり。午前9時6分には、同849円80銭高の3万8494円06銭を付けている。現地12日の米国株式市場では、米中貿易協議において両国が双方に課した追加関税について115%引き下げることで合意したことを好感、NYダウが急反発し、ナスダック総合指数は4日続伸した。為替市場で円安方向に振れてることもあり、日本株も買いが先行した。その後は、戻り待ちの売りに押され上値は重いもよう。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、12日の大阪取引所清算値比1060円高の3万8760円だった。
業種別では、全33業種のうち21業種が上昇、12業種が下落している。郵船、商船三井などの海運株や、三菱UFJ、三井住友などの銀行株が上昇。中外薬、第一三共などの医薬品株や、日産自、トヨタなどの輸送用機器株も高い。アシックス、任天堂などのその他製品株や、大和証G、野村などの証券商品先物株も堅調。リクルートH、日本郵政などのサービス株や、ディスコ、ダイキンなどの機械株もしっかり。一方、ニッスイ、マルハニチロなどの水産農林株や、大林組、清水建などの建設株が安い。
個別では、楽天銀行、ティラド、住友ファーマ、安川電、マキタが上昇。半面、AZC丸和、MIRART、シャープ、京王、不二製油などが下落している。
東京外国為替市場では午前10時3分時点で、ドル・円が1ドル=147円台の後半(12日は147円91−93銭)、ユーロ・円が1ユーロ=164円台の前半(同164円25−29銭)で取引されている。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社