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<相場の読み筋>5月13日

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相場の読み筋

(画像=株式新聞) 

この記事は2025年5月13日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>5月13日」を転載したものです。
掲載記事:<相場の読み筋>5月13日

12日の米国株式は、NYダウが前週末比1160.72ドル高の4万2410.10ドルと急反発、ナスダック総合指数が同779.428ポイント高の1万8708.344ポイントと4日続伸して取引を終了。出来高概算は、NY市場が13億2912万株、ナスダック市場が96億1436万株だった。前週末にかけてスイスで行われていた米中貿易協議で、米国は累計145%の関税率を30%に、中国は同125%を10%にそれぞれ引き下げることで合意したと発表。米中両国の対立による世界経済への懸念が後退、1日を通して堅調に推移し、両指数ともに高値圏で取引を終えた。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、テキサス・インスツルメンツやアマゾン・ドット・コム、アプライド・マテリアルズなどが値上がり率の上位に入っている。

 13日の東京株式は、続伸後はもみ合いか。現地12日の米国株式が大きく上昇した動きを受け、朝方から買い先行スタートとなろう。為替相場は、ドル・円が1ドル=148円台の前半(12日は147円91-93銭)、ユーロ・円が1ユーロ=164円台の半ば(同164円25-29銭)とやや円安方向にある。円安傾向を受け、輸出関連銘柄を中心に堅調な値動きが見込まれる。12日のADR(米国預託証券)は円換算値で、武田薬<4502.T>、第一三共<4568.T>、IHI<7013.T>などが、12日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、12日の大阪取引所清算値比1060円高の3万8760円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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