14日前場の日経平均株価は、前日比308円67銭安の3万7874円59銭と5日ぶりに反落。TOPIX(東証株価指数)は同33.55ポイント安の2738.59ポイントと14日ぶりに下落した。日経平均は、米半導体株高を好感して序盤に騰勢を強めたものの、午前10時6分に同318円04銭安の3万7865円22銭を付けた。きのうまでの連騰の反動や、為替市場では1ドル=147円20銭前後と、朝方の水準から円高方向に進んだこともあり、売りが優勢の展開となった。
東証プライム市場の出来高は10億5979万株、売買代金は2兆6626億円。騰落銘柄数は値上がりが260銘柄にとどまった一方、値下がりは1340銘柄と8割を超えた。変わらずは30銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち28業種が下落、4業種が上昇、1業種がほぼ変わらず。日産自、トヨタなどの輸送用機器株や、三井不、菱地所などの不動産株が下落。テルモ、オリンパスなどの精密機器株や、出光興産、ENEOSなどの石油石炭製品株も安い。アステラス薬、第一三共などの医薬品株や、アサヒ、JTなどの食料品株も軟調。浜ゴム、ブリヂスなどのゴム製品株や、日立、ソニーGなどの電気機器株も弱かった。一方、三菱UFJ、三井住友などの銀行株や、INPEX、K&Oエナジなどの鉱業株が上昇した。
個別では、シップHD、デジハHD、ロート、ミルボン、ケアネットが下落。半面、ネクソン、オークネット、カメイ、DNC、JESHDなどが高い。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社