市況(場況)

日経平均は136円安と4日続落、米国債格下げ影響限定的、TOPIX上昇=19日前場

 19日前場の日経平均株価は、前週末比136円09銭安の3万7617円63銭と4日続落。一方、TOPIX(東証株価指数)は同3.71ポイント高の2744.16ポイントと続伸した。現地16日の米国株式は上昇したものの、引け後に米大手格付け会社ムーディーズが米国債の信用格付けを引き下げた。これを受け円高が進むなど、リスクオフの動きから売りが先行。日経平均は午前9時11分に、同253円61銭安の3万7500円11銭を付けた。時間外取引で米株価指数先物が下落していることも意識された。ただ、戻りは鈍いが下げ渋っている。

 東証プライム市場の出来高は7億8591万株、売買代金は1兆7867億円。騰落銘柄数は値上がりが747銘柄、値下がりは824銘柄、変わらずは60銘柄だった。

 業種別では、全33業種のうち13業種が下落、20業種が上昇した。郵船、商船三井などの海運株や、出光興産、ENEOSなどの石油石炭製品株が下落。OLC、リクルートHなどのサービス株や、TOPPAN、任天堂などのその他製品株も安い。MS&AD、第一生命HDなどの保険株や、KDDI、ソフバンGなどの情報通信株も軟調。一方、武田薬、第一三共などの医薬品株や、日産自、トヨタなどの輸送用機器株、ニッスイ、マルハニチロなどの水産農林株が高い。

 個別では、ビジョン、宮越HD、サンウェルズ、ドリームI、デジタルHDが下落。半面、化工機、アーレスティ、日阪製、メドピア、北海ガスなどが上昇した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社

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