市況(場況)

(再送)日経平均は60円程度安、朝高後は買い手掛かりに欠け下げ転換=21日前場

 21日午前10時9分すぎの日経平均株価は、前日比60円程度安い3万7470円前後で推移する。朝方は、シカゴ日経平均先物の円建て清算値が、20日の大阪取引所清算値比90円高の3万7620円と堅調だったことから、同清算値にサヤ寄せして取引を開始した。ただ、手掛かり材料に欠ける中、積極的な買いはみられず下げ転換。円高方向にあることも重しで、午前10時2分には、同113円74銭安の3万7415円75銭を付けている。現地20日の米国株式は、主要な経済指標の発表がない中、利益確定売りが優勢でNYダウ、ナスダック総合指数ともに下落して取引を終了している。

 業種別では、全33業種のうち6業種が下落、27業種が上昇している。MS&AD、東京海上などの保険株や、アシックス、任天堂などのその他製品株が下落。住友電工、フジクラなどの非鉄金属株や、日立、ソニーGなどの電気機器株も安い。OLC、リクルートHなどのサービス株や、HOYA、オリンパスなどの精密機器株も軟調。一方、三菱UFJ、三井住友などの銀行株や、王子HD、大王紙などのパルプ紙株が上昇。INPEX、石油資源などの鉱業株や、出光興産、ENEOSなどの石油石炭製品株も高い。

 個別では、GLM、Vキューブ、SOMPOH、Sansan、イワキポンプなどが下落。半面、レオパレス、ミガロHD、森六、IRJHD、栃木銀が上昇している。

 東京外国為替市場では午前10時9分時点で、ドル・円が1ドル=144円台の前半(20日は144円12−14銭)、ユーロ・円が1ユーロ=162円台の後半(同162円50−54銭)で取引されている。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社

ウエルスアドバイザー社

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