27日前場の日経平均株価は、前日比91円21銭安の3万7440円32銭と3日ぶりに反落。一方、TOPIX(東証株価指数)は同0.96ポイント高の2752.87ポイントと小幅ながら3日続伸した。日経平均は午前9時23分に、同119円85銭安の3万7411円68銭を付けた。その後、上げ転換する場面もみられたが、戻り待ちの売りが優勢。為替相場が1ドル=142円台の前半と、朝方の水準よりも円高方向に振れていることも重しとして意識された。
東証プライム市場の出来高は5億7639万株、売買代金は1兆5039億円。騰落銘柄数は値上がりが955銘柄、値下がりは591銘柄、変わらずは84銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち13業種が下落、20業種が上昇した。日本製鉄、JFEHDなどの鉄鋼株や、東ガス、大ガスなどの電気・ガス株が下落。ENEOSなどの石油石炭製品株や、王子HD、北越コーポなどのパルプ紙株も安い。トヨタ、ホンダなどの輸送用機器株や、大成建、清水建などの建設株も軟調。一方、東レ、ワコールHDなどの繊維株や、アシックス、任天堂などのその他製品株、AGC、特殊陶などのガラス土石株が高い。
個別では、KLab、ヨータイ、GMOインタ、プロレドP、カヤバが下落。半面、LIFULL、JMDC、M&A総研、デジアーツ、シンフォニアなどが上昇した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社