
(画像=株式新聞)
この記事は2025年1月20日に株式新聞で公開された「相場の読み筋」を転載したものです。 掲載記事:<相場の読み筋>1月20日 |
前週末17日の米国株式は、反発した。NYダウが前日比334.70ドル高の4万3487.83ドル、ナスダック総合指数が同291.909ポイント高の1万9630.199ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が11億7043万株、ナスダック市場が73億732万株だった。米12月鉱工業生産は前月比0.9%増となり、市場予想平均の同0.3%増を上回った。堅調な経済指標が好感されたほか、トランプ米次期大統領と中国・習近平主席が会談したと報じられたことも材料視され、NYダウは一時500ドルを超える場面もみられた。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、インテルやペイパル、エヌビディアなどが値上がり率の上位に入っている。
20日の東京株式は反発後、もみ合いか。日経平均株価は、現地17日の米国株式が上昇した動きから、買い優勢スタートとなりそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=156円台の前半(前週末17日は155円60-62銭)、ユーロ・円が1ユーロ=160円台の半ば(同160円02-06銭)と円安方向にあり、輸出関連銘柄を中心に、堅調な値動きが見込まれる。ただ、20日の米国市場はキング牧師の生誕日で休場となるほか、トランプ大統領の就任式が行われることもあり、様子見姿勢が強まる場面もありそうだ。前週末17日のADR(米国預託証券)は円換算値で、信越化<4063.T>、楽天グループ<4755.T>、アドバンテス<6857.T>などが、同17日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同17日の大阪取引所清算値比325円高の3万8795円だった。
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