5日の東京外国為替市場で、ドル・円は1ドル=143円ちょうど近辺で推移している。米中協議や米経済の先行き不透明感から積極的なドル買いの動きはみられず、午前中は143円ちょうどを前にほぼ横ばい推移となったが、米国時間からどのドル売り・円買いは一服し、ドル・円の下値も限られた。財務省が実施した30年債入札は「低調」な結果となったものの想定通りと受け止められ、日本の長期金利が低下したことから午後はドル買い・円売りがやや優勢となり、ドル・円は143円台を回復するなど底堅かった。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社
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