6日前場の日経平均株価は、前日比176円18銭高の3万7730円67銭と反発、TOPIX(東証株価指数)が同15.34ポイント高の2771.81ポイントと上昇した。現地5日の米国株式は、週間の新規失業保険申請件数が市場予想平均を下回り労働市場環境の悪化を警戒。あす6日に5月雇用統計の発表を控えることもあり、様子見姿勢が強まり主要な株価指数が下落した。ただ、日経平均はきのう値下がりしながらも底堅く推移していた動きが続き、為替相場が円安方向に振れたことから買いが先行。午前11時22分に同200円92銭高の3万7755円41銭を付けるなど、堅調な値動きだった。為替市場は1ドル=143円台の後半で、朝方の水準からは円安方向に傾いている。
東証プライム市場の出来高は7億979万株、売買代金は1兆8081億円。騰落銘柄数は値上がりが1082銘柄、値下がりは473銘柄、変わらずは74銘柄だった。
業種別では、全33業種が上昇した。大和証G、野村などの証券商品先物株や、SUMCO、三和HDなどの金属製品株が上昇。コマツ、菱重工などの機械株や、日本製鉄、JFEHDなどの鉄鋼株も高い。三菱倉、三井倉HDなどの倉庫運輸株や、大林組、清水建などの建設株も堅調。JR東日本、JR西日本などの陸運株や、バンナム、任天堂などのその他製品株、浜ゴム、ブリヂスなどのゴム製品株もしっかり。
個別では、トーセイ、菱製鋼、BML、アイスタイル、大阪ソーダが上昇。半面、アインHD、インターメス、KLab、セレス、パナソニックなどが下落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社