市況(場況)

日経平均は400円程度高、買い先行後も高値圏で推移=9日前場

 9日午前10時2分すぎの日経平均株価は、前週末比400円程度高い3万8140円前後で推移する。午前9時59分には、同436円40銭高の3万8178円01銭を付け、取引時間中としては、5月30日以来、約1週間ぶりに、心理的なフシ目の3万8000円台を回復した。現地6日の米国株式は、5月雇用統計が市場予想平均を上回ったことが材料視され、NYダウが3日ぶりに反発、ナスダック総合指数も反発した。日本株は、米国株高や円安の動きを受け、前週末6日に反発した強い動き継続したようだ。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、前週末6日の大阪取引所清算値比220円高の3万7990円だった。

 業種別では、全33業種のうち30業種が上昇、3業種が下落している。武田薬、第一三共などの医薬品株や、日立、ソニーGなどの電気機器株が上昇。大和証G、野村などの証券商品先物株や、三菱UFJ、三井住友などの銀行株も高い。AGC、TOTOなどのガラス土石株や、住友電工、フジクラなどの非鉄金属株も堅調。伊藤忠、丸紅などの卸売株や、MS&AD、第一生命HDなどの保険株もしっかり。一方、三和HD、ノーリツなどの金属製品株や、王子HD、日本紙などのパルプ紙株、7&iHD、イオンなどの小売株が安い。

 個別では、エイチームH、エタナルHG、大塚HD、ブレインP、ソシオネクスが上昇。半面、井関農、マーベラス、ヤマタネ、カナモト、エムスリーなどが下落している。

 東京外国為替市場では午前10時2分時点で、ドル・円が1ドル=144円台の後半(前週末6日は143円90−92銭)、ユーロ・円が1ユーロ=165円台の前半(同164円43−47銭)で取引されている。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社

ウエルスアドバイザー社

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