市況(場況)

日経平均は230円程度安、米株安の流れや対ドルの円高で売り優勢展開=12日前場

 12日午前10時4分すぎの日経平均株価は、前日比230円程度安い3万8190円前後で推移する。午前9時52分には、同313円87銭安の3万8107円32銭を付けている。現地11日、在イラクの米大使館が、地域的な安全保障上のリスクの高まりから避難命令を出す準備を進めていると報じられた。中東地域の地政学リスクが警戒されNYダウ、ナスダックともに下落。日本株も米株安の流れや対ドルでの円高を受け、売り圧力が強まる格好となっている。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、11日の大阪取引所清算値比105円安の3万8335円だった。

 業種別では、全33業種のうち24業種が下落、9業種が上昇している。楽天グループ、リクルートHなどのサービス株や、SUMCO、三和HDなどの金属製品株が下落。日本製鉄、神戸鋼などの鉄鋼株や、帝人、東レなどの繊維株も安い。住友大阪、ガイシなどのガラス土石株や、デンソー、トヨタなどの輸送用機器株も軟調。東電力HD、関西電などの電気・ガス株や、日立、キーエンスなどの電気機器株も弱い。一方、アシックス、任天堂などのその他製品株や、INPEX、石油資源などの鉱業株が高い。

 個別では、ベイカレント、シーイーシー、キオクシア、トリケミカル、松屋が下落。半面、エニカラー、住友ファーマ、プロレドP、邦チタ、CYBOZUなどが上昇している。

 東京外国為替市場では午前10時4分時点で、ドル・円が1ドル=144円台の前半(11日は145円12−14銭)、ユーロ・円が1ユーロ=165円台の後半(同165円72−76銭)で取引されている。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社

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