物置・オフィス家具メーカーの稲葉製作所が6日ぶりに反発、前日比105円高となる1813円を付けた。13日引け後、25年7月期第3四半期累計(24年8月−25年4月)決算と自社株買いを発表し、好感された。
第3四半期累計の連結営業利益は15億3000万円(前年同期比40.5%減)だった。鋼製物置事業の需要が弱含んだほか、オフィス家具事業においてオフィスの移転・リニューアルが停滞した。一方、通期予想は営業利益17億5000万円(前期比42.9%減)を据え置いたが、進ちょく率は87.4%と高かった。
また同社は、30万株(自己株を除く発行済株式総数の1.8%)・5億円を上限とする自社株買い枠を設定。取得期間は12月15日までとした。うち、5万株については、16日午前の東証の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT−3)で購入するとしていた。
16日の終値は、前週末比33円高の1741円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社