(画像=SBI証券)

この記事は2025年6月17日にSBI証券で公開された「Daily米株速報 毎営業日午前更新予定」を転載したものです。 掲載記事(最新版)：Daily米株速報 毎営業日午前更新予定

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中東情勢への懸念が後退、原油高一服が支え

6月16日(月)の米国株式市場では、主要3指数は反発。イスラエルとイランの軍事衝突がより広範な紛争に発展するとの懸念が後退した。原油先物相場が下落し、投資家心理を支えた。トランプ米大統領は、イランがイスラエルとの対立緩和について話し合いを望んでいると発言。米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)はこれより先、イランがイスラエルとの敵対行為を緩和したい意向を示しており、米国がイスラエルの軍事行動に加わらない限り、米国との核協議を再開する用意があると報じた。

経済指標では、朝8時半に発表された6月のNY連銀製造業景況指数は市場予想に反し、前月から大きく悪化した。

セクター別(全11業種)では、7業種が上昇。コミュニケーションサービスと情報技術が高く、公益事業とヘルスケアが安い。

個別株では、アドバンスト・マイクロ・デバイシズ(AMD)はアナリストの目標株価の引き上げを受け、8.8%急騰。ロク(ROKU)はアマゾン・ドットコム(AMZN)と広告での独占提携を発表し、10.4%急騰。ユナイテッド・ステーツ・スチール(X)はトランプ米大統領が同社と日本の日本製鉄との提携を承認したことを受け、5.1%上昇。引け後、TモバイルUS(TMUS)は時間外で下落。ソフトバンクGが同社株の売却で最大49億ドルの調達を目指すと報じられた。

原油先物相場は反落。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の7月物は前週末比1.21ドル(1.7%)安の1バレル71.77ドルで取引を終えた。ニューヨーク金先物相場は4営業日ぶりに反落。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である8月物は前週末比35.5ドル(1.0%)安の1トロイオンス3,417.3ドルで取引を終えた。

米10年物国債利回りは前週末比0.05%高い(価格は安い)4.45%で終えた。ドル指数は小幅反落、16日のニューヨーク外国為替市場で円相場は続落し、前週末比70銭円安・ドル高の1ドル=144円75〜85銭で取引を終えた。

【6月17日(火)の米国市場】

主な経済指標・イベント：
米FOMC(～18日)
米輸入物価指数(5月)
米小売売上高(5月)
米企業在庫(4月)
米鉱工業生産(5月)
米NAHB住宅市場指数(6月)

主な企業決算の発表：
ジェイビル(JBL)　寄り前

～見通し～
中東情勢の沈静化へ向けた動きを受け、市場の注目点は関税交渉やFOMCに移るだろう。
SBI証券　 投資情報部　潘　碩朋

主要株価指数

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債券・商品市況

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主要通貨

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S&P500日中足チャート

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ナスダック日中足チャート

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S&P500ｾｸﾀｰ別

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S&P100種騰落率ランキング

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その他主要銘柄

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※本レポートはBloombergデータをもとにSBI証券が作成。
※銘柄名はBloomberg表記によるもの。

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