20日午前10時7分すぎの日経平均株価は、前日比120円程度高い3万8610円前後で推移する。午前10時6分には、同157円82銭高の3万8646円16銭を付けている。イスラエルとイランの紛争に関し米国の軍事介入が警戒され、時間外取引で米株価指数先物が下落。その動きを受け、朝方の日本株も売りが先行した。ただ、きのう下落した反動や押し目を拾う動きなどから、上昇に転じたようだ。同日の米国株式市場は、奴隷解放記念日で休場。大阪取引所のナイトセッションでは、19日清算値比60円安の3万8450円だった。
業種別では、全33業種のうち24業種が上昇、9業種が下落している。王子HD、北越コーポなどのパルプ紙株や、大和証G、野村などの証券商品先物株が上昇。郵船、商船三井などの海運株や、三菱UFJ、三井住友などの銀行株も高い。日本酸素HD、富士フイルムなどの化学株や、オリックス、三菱HCキャなどのその他金融株も堅調。キーエンス、東エレクなどの電気機器株や、三菱倉、三井倉HDなどの倉庫運輸株もしっかり。一方、大日印、任天堂などのその他製品株や、ニッスイ、マルハニチロなどの水産農林株が安い。
個別では、インターアク、キオクシア、フタバ、サムコ、トリケミカルなどが上昇。半面、ミガロHD、ボードルア、JMDC、ADWAYS、日製鋼が下落している。
東京外国為替市場では午前10時7分時点で、ドル・円が1ドル=145円台の前半(19日は145円39−41銭)、ユーロ・円が1ユーロ=167円台の前半(同166円64−68銭)で取引されている。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社