(画像=SBI証券)
| この記事は2025年6月23日にSBI証券で公開された「Daily米株速報 毎営業日午前更新予定」を転載したものです。 掲載記事(最新版)：Daily米株速報 毎営業日午前更新予定 |
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S&P500続落、イランと中国関連報道が重し
米国株式市場は20日、S&P500が続落。地政学的リスクと通商関連の不確実性が重なり、投資家の慎重姿勢が強まった。イスラエルとイランの対立を巡り、米国の外交的働きかけは見られるが、投資家の積極姿勢は鈍い。業種別では半導体関連が売られた。米国が中国向け半導体特例の廃止を考えているとの報道が影響した。
フィラデルフィア連銀製造業調査（6月）の業況は軟化。現在の活動指標は緩やかな拡大を示す一方で、雇用は縮小。雇用指数は2020年5月以来の低水準となり、企業の将来見通しも悪化。
民間調査機関のコンファレンスボードが発表した５月の米景気先行指数（前月比）は、市場予想と同値の前月比0.1％低下の99となった（４月:1.4％低下、３月:0.7％低下）。一致指数は0.1％上昇（前月:0.2％上昇）。遅行指数は0.4％上昇（前月:0.3％上昇）。
業種指数はエネルギーが唯一上昇。
個別株式では、ホーム・デポ（HD）が0.7%上昇し、ウォルマート（WMT）は1.1%上昇。一方で、半導体関連株のアプライドマテリアルズ（AMAT）が-2.0%下落し、ブロードコム（AVGO）は-0.5%下落。
原油先物相場は前営業日比0.2ドル安の1バレル＝74.9ドル。時間外では一時77ドル台半ばまで急騰した。金先物相場は下落。前営業日比22.4ドル安の1トロイオンス＝3385.7ドル。
米国債は上昇（利回りは低下）。ウォラーＦＲＢ理事が７月にも利下げを実施することは可能との見解を示したことを受け、反発。円相場は反落し、前営業日比90銭円安・ドル高の１ドル=146円00～10銭で取引を終えた。
【6月23日(月)の米国市場】
・Ｓ＆ＰグローバルＰＭＩ(６月)（速報値）
・米中古住宅販売件数(５月)（速報値）
主な企業決算の発表
なし
～見通し～
米国の攻撃に対するイランの報復リスクに警戒が必要。中東地域は世界の原油生産の約3分の1を占めており、イランの対応次第では原油価格の再上昇が予想される。
SBI証券 投資情報部 植田 雄也
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※本レポートはBloombergデータをもとにSBI証券が作成。
※銘柄名はBloomberg表記によるもの。
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