24日午前10時3分すぎの日経平均株価は、前日比320円程度高い3万8670円前後で推移する。午前9時10分には、同636円02銭高の3万8990円11銭を付けている。イランによる報復攻撃が限定的とみられたことから、現地23日の米国株式は上昇。また、トランプ大統領は日本時間24日朝、自身のSNSに「イスラエルとイランが暫定的な停戦で合意した」と投稿。中東情勢への警戒感が和らぎ、日本株も買いが先行した。ただ、買い一巡後は戻り待ちの売りに押されているほか、円高も警戒されているもよう。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、23日の大阪取引所清算値比190円高の3万8590円だった。
業種別では、全33業種のうち26業種が上昇、7業種が下落している。住友電工、フジクラなどの非鉄金属株や、JAL、ANAなどの空運株が上昇。アシックス、任天堂などのその他製品株や、日立、ソニーGなどの電気機器株も高い。大和証G、野村などの証券商品先物株や、MS&AD、東京海上などの保険株も堅調。KDDI、ソフバンGなどの情報通信株や、OLC、リクルートHなどのサービス株もしっかり。一方、INPEX、石油資源などの鉱業株や、出光興産、ENEOSなどの石油石炭製品株が安い。
個別では、レーザーテク、壱番屋、セレス、テラスカイ、カドカワが上昇。半面、富士石油、大幸薬品、アドクリ、大平金、三井ESなどが下落している。
東京外国為替市場では午前10時3分時点で、ドル・円が1ドル=145円台の半ば(23日は147円32−34銭)、ユーロ・円が1ユーロ=168円台の後半(同169円39−43銭)で取引されている。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社