30日後場の日経平均株価は、前週末比336円60銭高の4万487円39銭と5日続伸。TOPIX(東証株価指数)も同12.30ポイント高の2852.84ポイントと上昇した。両指数ともに、前週末27日に続き年初来高値を更新した。現地27日の米株高を受けた好地合いが続き、朝方から買いが先行。日経平均は午前10時20分に、同701円75銭高の4万852円54銭を付けた。その後、時間外取引で米株価指数先物は堅調に推移するものの、戻り待ちの売りに加え連騰による短期的な過熱感が警戒されたもようで上値が重かった。また、現地29日にトランプ米大統領がFOXニュースのインタビューで、日本からの自動車の輸入が多い半面、米国からの輸出は少ないとし「公平ではない」との考えを示したことから、自動車関連株はさえない動きを強いられた。
東証プライム市場の出来高は20億7615万株、売買代金は5兆6107億円。騰落銘柄数は値上がりが893銘柄、値下がりは654銘柄、変わらずは80銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち28業種が上昇、5業種が下落した。東電力HD、関西電などの電気・ガス株や、ソフトバンク、ソフバンGなどの情報通信株が上昇。INPEX、石油資源などの鉱業株や、バンナム、任天堂などのその他製品株も高い。王子HD、北越コーポなどのパルプ紙株や、エーザイ、第一三共などの医薬品株も堅調。大成建、清水建などの建設株や、クレセゾン、オリックスなどのその他金融株もしっかり。一方、ホンダ、SUBARUなどの輸送用機器株や、住友鉱、古河電工などの非鉄金属株が下げた。
個別では、アトラエ、ナガイレベ、Gunosy、ヨシムラFH、メドピアが上昇。半面、三陽商、ACCESS、TOWA、アドクリ、ソフトクリHなどが下落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社