出光興産は30日、全固体リチウムイオン二次電池の材料となる硫化物系固体電解質の量産技術開発に向けた小型実証設備第2プラント(千葉県袖ケ浦市)の能力増強計画で、経済産業省から「蓄電池に係る供給確保計画」として認定されたと発表した。
同社によると、投資金額は約11億円で助成金額は最大で約6億円。第2プラントでは、24年10月に基本設計開始を公表した「大型パイロット装置」とは異なる種類の硫化物系固体電解質の量産技術開発を進めている。次のステージとなる量産設備に対する投資判断に向けた技術検証を行うことで、政府の方針である蓄電池サプライチェーンの強化を図るとともに、日本の蓄電池産業の競争力向上に貢献するとしている。
30日の終値は、前週末比3.6円高の875円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社