三陽商が急落、380円安の2589円を付けた。30日午前11時、26年2月期第1四半期(25年3−5月)の連結決算を発表。大幅な減益となり嫌気された。
第1四半期決算は、売上高が145億800万円(前年同期比5.7%減)、営業利益が3600万円(同95.1%減)だった。売上高は、消費マインドの冷え込みに加え、インバウンド消費の急減速が影響した。利益面では、プロパー販売品の粗利益率はほぼ計画通り確保できたものの、売上高低下に伴う在庫超過を回避するためにセール販売を強化したことでプロパー販売比率が低下し、全体の粗利益率は前年より悪化した。
第2四半期累計(25年3−8月)の業績予想は、売上高284億円(前年同期比1.8%増)、営業利益5億円(同16.6%減)を据え置き。第1四半期決算の第2四半期累計業績予想に対する進ちょく率は、売上高で51.1%、営業利益で7.2%となっている。
30日の終値は、前週末比363円安の2606円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社