3日の東京外国為替市場で、ドル・円は1ドル=143円台後半で推移している。朝方は今晩の米6月雇用統計への警戒感が高まるなかで日経平均株価が下げ幅を拡大したことなどからドル・円の上値も重かったが、日銀の高田創審議委員が三重県の金融経済懇談会に出席し、「足元は利上げの休止局面」との認識を示したことからドル買い・円売りが強り、ドル・円は持ち直した。その後は今晩の米6月雇用統計を見極めたいとの見方から次第に様子見ムードが広がり、144円ちょうどに近づいたところで上値は重くなった。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社
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