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<相場の読み筋>7月4日

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<相場の読み筋>7月4日

(画像=株式新聞) 

この記事は2025年7月4日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>7月4日」を転載したものです。
掲載記事:<相場の読み筋>7月4日

 3日の米国株式は、NYダウが前日比344.11ドル高の4万4828.53ドルと反発、ナスダック総合指数は同207.971ポイント高の2万601.101ポイントと続伸して取引を終了した。出来高概算は、NY市場が6億8252万株、ナスダック市場が52億3183万株。独立記念日の前日で午後1時までの短縮取引のため減少した。また、ナスダック総合指数は連日で終値ベースの史上最高値を塗替えた。米6月雇用統計では、非農業分野の雇用者数が季節調整済みで前月比14万7000人増となり、市場予想平均の同10万6000人を大きく上回った。2日には6月ADP雇用統計を受け労働市場の情勢悪化が懸念されていたが、それを払拭する格好となり見直し買いが入った。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、インテルやシスコ・システムズ、アマゾン・ドット・コムなどが買われた。

 4日の東京株式は、続伸後も堅調か。現地3日の米国株式市場は、NYダウ、ナスダック指数がともに上昇。きのう3日の底堅い展開が継続し、買い優勢スタートが見込まれる。為替相場は、ドル・円が1ドル=145円前後(3日は143円86-88銭)、ユーロ・円が1ユーロ=170円台の半ば(同169円76-80銭)と円安に振れている。円安の流れを受け輸出関連銘柄を中心にしっかりした値動きが期待され、心理的なフシ目の4万円台を回復する場面もありそう。3日のADR(米国預託証券)は円換算値で、資生堂<4911.T>、三菱UFJ<8306.T>、三住トラスト<8309.T>などが、3日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、3日の大阪取引所清算値比400円高の4万120円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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