資産運用

株式投資で失敗しないために!初心者が陥りやすい失敗と予防策を解説

  • 株式投資で失敗を回避するにはどうすれば良いか
  • 株式投資で失敗した例について知りたい
  • 株式投資で成功するためにするべきことを知りたい

このようなお悩みをお持ちではないでしょうか。株式投資のプロが、株式投資の失敗例とその対策について解説します。
この記事を読むと、株式投資に関する不安を払拭することができ、リスクをしっかり認識しながら資産運用が出来るようになるでしょう。

1. 初心者が陥りやすい株式投資の失敗例

初心者がよく直面する代表的な失敗例を4つ紹介します。
あらかじめ失敗パターンを知っておくことで、同じ状況に陥ることがないように備えましょう。

  • 情報不足で投資判断を誤る
  • 感情に流され売買を繰り返す
  • 短期的な利益の追及
  • 一つの銘柄に集中投資

以下で、それぞれ解説します。

1-1. 情報不足で投資判断を誤る

十分なリサーチをせずに投資判断を行うと、判断を誤って損失を招くことがあります。
なぜなら、情報不足のまま判断をすると市場動向を正確に把握できず、銘柄の選択や売買のタイミングを誤ってしまいかねないからです。

また、SNSやネットニュースのみを頼りに投資判断をしてしまうと、信憑性の低い情報に惑わされ正しい判断ができなくなってしまいます。
こうした失敗を防ぐためには、SNS等の情報だけで判断するのではなく、複数の情報源を比較し、自身で事実を確認してから判断することが重要です。

次に、取引時の心理面について見ていきましょう。

1-2. 感情に流されて売買を繰り返す

感情的な売買は取引コストを増やすこともあり、結果的にリターンを減らしてしまう可能性があります。
また短期的な値動きに一喜一憂すると、冷静な判断ができず、無駄な売買を繰り返してしまいます。

例えば、ある銘柄の急騰を見て次々に利益確定の売却をしたり、急落時にパニック売りをしてしまったりすることがあります。一時の感情で慌てて判断し売買してしまった後、株価が急落前まで回復するといったことも少なくありません。
このような失敗を避けるには、事前に自分なりの売買ルールをあらかじめ定め、感情で左右されない仕組みを作ることが重要です。

続いて、短期的な利益追求のリスクを確認しましょう。

1-3. 短期的な利益を追い求めすぎる

短期売買に固執すると、予想外の値動きによって大きな損失を被る可能性があります。
短期の値動きは専門家であっても予測が難しいものです。

例えば、急騰中のテーマ株に飛びつき、天井で高値掴みをしてしまった結果、翌日から株価が暴落し続けてしまうといったケースが挙げられます。
株式投資を成功させるためには、長期的視点を持ち、企業の本質的価値に着目することが求められます。

最後に、集中投資のリスクを見ていきます。

1-4. 一つの銘柄に集中投資


特定銘柄に集中投資することは、大きな利益を得られる可能性がある一方で、同時にリスクも高まり、その銘柄のリスクが表面化した時に大きな損失を被る可能性があります。

実際に、成長期待だけで特定の銘柄に多額を投入したところ、その企業の決算発表後に株価が急落してしまうケースもあります。
特定銘柄だけでなく、複数銘柄へ分散投資することで、一社の業績不調がポートフォリオ全体に及ぼす影響を抑えることが出来ます。

2. 失敗を回避するための具体的な対策

株式投資初心者の失敗を回避するために、どのような対策をすれば良いでしょうか。
ここからは、失敗例に対応した実践的な方法を4つ解説します。

  • 投資の目的と期間を明確にする
  • 信頼できる情報源から学ぶ
  • 感情をコントロールする方法を身につける
  • ポートフォリオの分散を意識する

以下で、それぞれについて解説します。

2-1. 投資の目的と期間を明確にする

投資を始める前に、目標金額や達成までの期間を設定しておくことが重要です。
目的が曖昧だと短期的な値動きに振り回されやすくなります。

まずは投資計画を定め、達成状況を定期的に確認しましょう。

2-2. 信頼できる情報源から学ぶ


ネットの口コミやSNSは膨大な情報があふれていますが、中には誤情報も多く、投資判断を誤る可能性もあります。金融機関レポートや専門書など、質の高い情報源で基礎知識を身につけることが重要です。

例えば、証券会社のセミナーや投資関連書籍、専門サイトを活用すると、業績分析やチャート分析の手法を体系的に学べます。
定期的に学ぶ習慣を身につけ、最新情報を積極的に収集しましょう。

2-3. 感情をコントロールする方法を身につける

取引の前に自分の売買ルールを明確に決めておくことは、感情的な取引を防ぐことに有効です。

例えば、損切りラインを「購入価格より10%下」と明確なルールを定めることで、感情に惑わされずに対応できます。損切りラインを設定することで、判断に迷っている間に株価が下がり損失が拡大してしまうと言った事態を防ぐことが可能となります。価格変動に惑わされず、事前に決めたリターンや損失額で売却をするなどのルールを取り入れましょう。

2-4. ポートフォリオの分散を意識する

異なる業種や資産クラスへ投資を分散することは、仮に一部の資産に値下がりがあったとしても、全体の資産に与える影響を抑えることができます。

例えば、国内株式だけでなく、海外株式や債券、REIT(不動産投資信託)等を組み合わせることで、景気変動に強いポートフォリオの構築が可能となります。
定期的に資産配分を見直し、分散比率を維持しましょう。

3. 株式投資で成功した投資家が実践している習慣

最後に、株式投資で成功した投資家に見られる共通の習慣を紹介します。
成功した人の習慣を学び、実践することで、株式投資で成功する可能性を高めることができます。

  • 継続的な学習と情報収集
  • 自分の投資ルールを持つ
  • 長期的な視点で投資を考える

以下で、それぞれについて解説します。

3-1. 継続的な学習と情報収集

成功する投資家は常に学び続け、市場の動向や新たな投資手法を取り入れています。
市場環境は刻々と変化するため、経済指標や業界トレンドを把握することは優位性を保つポイントです。

例えば、証券会社等が発行するマーケットレポートを定期購読したり、決算説明会の資料をチェックすることが習慣となっている人も多く見られます。最新の経済動向や企業情報を把握することで、より適切な投資判断が可能になります。

3-2. 自分の投資ルールを持つ

あらかじめ明確な売買ルールを決め、感情に左右されず計画的に取引を行うことで、株式投資で安定したリターンを上げられる可能性があります。
感情や一時的なトレンドに左右されず、計画的に売買することが大きな強みとなります。


また、市場環境の変化に応じてルールを定期的に見直す習慣も成功要因のひとつとなります。

3-3. 長期的な視点で投資を考える

短期的な株価の変動に振り回されず、長期投資の視点を持つことで、複利効果や企業成長による恩恵を受けることができます。

例えば、世界的な優良企業の株を数年単位で保有し、着実な配当収入と株価の成長を享受している事例が多く見られます。
安定した資産形成を目指すならば、長期的な視野を持つことをおすすめします。

4. まとめ

これまで、株式投資初心者が陥りやすい失敗例とその対策、成功している投資家の習慣についてご紹介しました。
失敗パターンを理解し、目的設定・情報収集・感情管理・分散投資を徹底することで、リスクを抑えながらも安定した成果を目指すことが出来るでしょう。
さらに、継続的な学習と明確な投資ルールを持ち、長期的な視点で取り組むことが、株式投資の成功へ近づくための近道となります。
これらの習慣を日々の投資活動に無理なく取り入れ、安心・安全な資産形成を進めていきましょう。

ファーストパートナーズでは、お客様のニーズに寄り添った資産運用のご提案を行なっています。株式投資で失敗を避けたい方には、お客様の状況を鑑みながら、的確にアドバイスいたします。

これを機にぜひ一度、ご相談をご検討ください。

ご相談はこちらから。

井上 大作

大学卒業後、大和証券に入社し個人富裕層や未上場法人への資産運用の提案を行う。その後英銀バークレイズと三井住友銀行のJVであるAMBCバークレイズ部に転職し、金融資産5億円以上の富裕層に資産運用の提案を行う。バークレイズ撤退後、SMBC日興証券エクイティアドバイザリー部にて信用取引、外国株式など株式運用に特化した運用アドバイスを各支店の顧客に行う。その後ファーストパートナーズに入社。外資や本社勤務の経験を活かしお客様の利益を最大化できるアドバイザーを目指しております。

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