大王製紙は8日、段ボール原紙の価格を10月1日納入分から値上げすると発表した。
同社では、物流費のさらなる高騰、人件費の上昇に加え、品質維持、向上や製造に関わる設備の保守ならびに工事費用を含む設備更新コストの大幅な上昇などが続くなか、生産体制や原材料の見直しなど、コスト削減に取り組み、製品の安定供給とともに品質の維持、向上に努めてきたが自助努力だけではコスト上昇分を吸収することが困難と判断。段ボール原紙全般について、10月1日納入分から1キログラムあたり10円以上の値上げを計画している。
8日の終値は、前日比10円高の836円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社