川崎重工業は9日、台湾エンジニアリング会社の富台エンジニアリング社から、台湾高雄を拠点とし、廃棄物処理を中心としたさまざまな事業を展開する銘福集団向けに、内部循環流動床ボイラ(KCFB)を受注したと発表した。
同社によると台湾でのKCFBの受注は初めて。同製品は、自動車破砕残渣(ASR)を主燃料とし、廃プラスティックおよび廃布を混焼するサーマルリサイクル発電事業用となっているという。26年12月に出荷する予定。KCFBは、廃プラスティックなどの高発熱量、高濃度塩素燃料のほか、木くずやスラッジなどのさまざまな廃棄物を燃料として利用することができるとしている。
9日の終値は、前日比140円安の1万30円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社