15日午前10時すぎの日経平均株価は、前日比15円程度安い3万9445円前後で推移する。現地14日の米国株式は、NYダウ、ナスダック総合指数がともに上昇。ナスダック総合指数が2日ぶりに終値ベースでの史上最高値を更新した。朝方は日本株も、米株高やドル・円相場で円安に振れていることなどから、買いが先行した。ただ、積極的な動きは目立たず戻り売りに押され、午前9時45分には同52円98銭安の3万9406円64銭を付けるなど、軟調に推移している。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、14日の大阪取引所清算値比105円高の3万9515円だった。
業種別では、全33業種のうち19業種が下落、14業種が上昇している。伊藤忠、三菱商などの卸売株や、王子HD、北越コーポなどのパルプ紙株が下落。郵船、商船三井などの海運株や、カネコ種、サカタのタネなどの水産農林株も安い。三井不、菱地所などの不動産株や、テルモ、オリンパスなどの精密機器株も軟調。浜ゴム、ブリヂスなどのゴム製品株や、日本製鉄、JFEHDなどの鉄鋼株も弱い。一方、三菱UFJ、三井住友などの銀行株や、武田薬、第一三共などの医薬品株が高い。
個別では、IDOM、カーブスHD、Sansan、SFOODS、ニッケが下落。半面、クリレスHD、DDグループ、Gunosy、TSIHD、クリエイトHなどが上昇している。
東京外国為替市場では午前10時時点で、ドル・円が1ドル=147円台の半ば(14日は147円37−38銭)、ユーロ・円が1ユーロ=172円台の前半(同172円19−23銭)で取引されている。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社