日立製作所は15日、ANAおよび日立コンサルティングと、イレギュラー発生時に運航ダイヤの修正案を高速・最適に自動立案するシステムをANAの国内線を対象に7月から稼働を開始したと発表した。
同システムは、悪天候などによる運航ダイヤの乱れが予測される、または発生した場合、航空機の運航スケジュール、整備計画、乗務員計画、空港における各種条件などの膨大なデータを収集・解析し、運航ダイヤの修正案を自動で複数立案する。また、これらの変更に伴う機材の整備計画の修正を自動で行うという。ANAのオペレーション担当は、提示された複数の修正案から、その時々に応じた最適な案を選択することが可能となり、修正ダイヤ決定までの時間短縮と運航品質の向上が実現できるとしている。
15日の終値は、前日比93円高の4182円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社