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1分でチェック!今週の米国株式 2025/7/14

  • 公開日:
  • 更新日:
1分でチェック!今週の米国株式

(画像=SBI証券)

この記事は2025年7月14日にSBI証券で公開された「1分でチェック!今週の米国株式 」を転載したものです。
掲載記事(最新版):1分でチェック!今週の米国株式

今週はCPIと貿易協議が最大のポイント

先週の振り返り

先週の米国株はトランプ関税が意識される中、半導体株の牽引が目立ちました。日本と韓国へ8/1から25%の関税が賦課されることが発表されましたが、交渉期限まで数週間あることなどを背景にS&P500とナスダックは史上最高値を更新する場面がありました。トランプ大統領は8/1からカナダへの35%関税賦課を明らかにしたことで、週間ベースではS&P500指数が3週ぶり反落、ナスダックは4週ぶり反落となりました。なお、7/12にはトランプ大統領はEUとメキシコへ30%の関税を課すと明らかにしています。一方、ビットコインが史上最高値を更新し、投資家のリスクセンチメントの高まりが示唆されます。エヌビディア(NVDA)の時価総額が初めて4兆ドルを突破したことなどを背景に半導体のSOX指数は週間ベースで7週続伸となり、米国株を牽引しています。S&P500セクター別(11業種)パフォーマンスはエネルギーや公益、資本財・サービスなどが上げて、金融や生活必需品などが下げました。エヌビディア(NVDA)やブロードコム(AVGO)、テキサス インスツルメンツ(TXN)などが史上最高値圏で推移し、ウィン リゾーツ(WYNN)やスリーエム(MMM)などが52週高値圏です。S&P500指数採用銘柄で200日移動平均を超える比率は60%です。年初来のファクターリターンではEPS修正や時価総額などのファクターがアウトパフォームしています。

  • 個別株では、デルタ エアーラインズ(DAL)は4-6月期のEPSが市場予想を上回ったほか、CEOが米国の旅行需要が再び増加しているとの見方を示したことで株価は急騰しました。ウーバー テクノロジーズ(UBER)はアナリストが業績見通し改善を見込み目標株価を大きく引き上げたことを背景に株価は上昇しました。コインベース グローバル A(COIN)はビットコイン価格が史上最高値を更新したことなどを背景に株価は大幅高となりました。一方、テスラ(TSLA)はイーロン・マスクCEOが新党設立を発表したことで本業が疎かになるとの懸念から株価は大幅下落する場面がありました。今週はJPモルガン チェース(JPM)やゴールドマン サックス(GS)、ネットフリックス(NFLX)、台湾セミコンダクター ADR(TSM)などが決算発表を予定しています。

今週の見通しと注目セクター・テーマ

  • 今週はCPI(消費者物価指数)と貿易協議が最大のポイントになりそうです。CPIは市場予想で前年比2.6%増と前回(同2.4%増)からインフレ高進の見通しです。トランプ関税の影響がインフレに影響を与えているのかどうかを確認する重要イベントです。貿易協議の観点では、19日予定の大阪・関西万博における米国ナショナルデーに合わせてベッセント財務長官が訪日することがホワイトハウスから発表されており、訪日中に日米貿易協議が行われる可能性も想定されます。個別企業ではネットフリックス(NFLX)や台湾セミコンダクター ADR(TSM)のほか、JPモルガン チェース(JPM)などの大手金融機関が相次ぎ決算発表を行う予定であり、決算発表シーズンを迎えて好スタートを切れるかどうか注目されます。米金融当局者の講演も発言内容が注目されそうです。

  

注目セクター・テーマとしては下記を考えています。

重要イベント・主な経済指標

重要イベント・主な経済指標

※Bloombergデータ、各種報道をもとにSBI証券が作成

(画像=SBI証券)

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