半導体製造装置のディスコが急反落、前日比5100円安の4万1870円を付けた。7−9月(26年3月期第2四半期)に営業減益を見込み、ネガティブサプライズとなった。
17日に第1四半期(4−6月)決算を発表し、同時に7−9月の見通しを開示した。営業利益は4−6月が345億円(前年同期比3%増)を確保したものの、7−9月については332億円(同22%減)を予想している。
7−9月は為替前提が1ドル=135円と保守的な上、需要の面でも4−6月に前倒しで先食いした部分があるもよう。7−9月の出荷額は836億円(前年同期比14%減)を計画する。また、中間配当は110円(前年同期は124円)にとどまる。
7−9月の営業利益の市場予想は約450億円だったため、これを大幅に下回る会社計画が警戒感を招いた。株価は直近開示した4−6月の業績速報値を受けて上昇していたが、はしごが外された。
18日の終値は、前日比4130円安の4万2840円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社