東京製鐵が急落、161円安の1499円を付けた。18日午後2時、26年3月期第2四半期累計(25年4−9月)と通期の単体業績予想を下方修正し、嫌気された。
第2四半期累計の業績予想で、売上高を1510億円から1395億円(前年同期比20.0%減)、営業利益を100億円から71億円(同49.0%減)に減額。通期予想では、売上高を3050億円から2935億円(前期比10.2%減)、営業利益を190億円から161億円(同46.5%減)に引き下げた。米国の関税政策に端を発する各国の保護主義的な動きに伴う厳しい海外市況が継続すると想定。国内でも人手不足での建築案件の工期ずれなどを背景に、国内におけるH形鋼の生産量が、おおよそ半世紀ぶりに300万トンを下回り、25年度も低調な滑り出しとなるなど、需要の改善にはなお時間を要することを織り込んだ。
第1四半期(25年4−6月)の決算は、売上高が738億6200万円(前年同期比21.4%減)、営業利益が47億6700万円(同50.8%減)だった。
18日の終値は、前日比123円安の1537円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社