
(画像=株式新聞)
この記事は2025年7月22日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>7月22日」を転載したものです。 掲載記事:<相場の読み筋>7月22日 |
21日の米国株式は、NYダウが前週末比19.12ドル安の4万4323.07ドルと小幅に続落、一方、ナスダック総合指数は同78.520ポイント高の2万974.175ポイントと6日続伸して取引を終了。出来高概算は、NY市場が10億7952万株、ナスダック市場が108億2639万株だった。ナスダック総合指数は6日続けて終値ベースでの史上最高値を更新した。米国とEU(欧州連合)による関税交渉が難航。EUが米国に対して幅広い報復措置を検討していると報じられ、NYダウは上値が重い展開となった。半面、ハイテク株比率の高いナスダック市場では、今週23日に決算発表が行われるアルファベット(グーグルの持株会社)が買われたほか、アーム・ホールディングス、クアルコムなども上昇した。
22日の東京株式は、弱含みの展開か。20日に投開票された参議院議員選挙では、与党が過半数割れの状況に陥る結果となった。石破茂首相は続投する意志を示したが、国政や日米貿易交渉への先行き不透明感から、手控えムードが強まりそうだ。為替相場は、ドル・円が1ドル=147円台の前半(前週末18日は148円77-79銭)、ユーロ・円が1ユーロ=172円台の前半(同173円00-04銭)と円高に振れており、輸出関連銘柄には重しになるとみられる。21日のADR(米国預託証券)は円換算値で高安まちまちながら、武田薬<4502.T>、キーエンス<6861.T>、ローム<6963.T>などが、前週末18日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同18日の大阪取引所清算値比40円安の3万9790円だった。
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