
(画像=株式新聞)
この記事は2025年7月23日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>7月23日」を転載したものです。 掲載記事:<相場の読み筋>7月23日 |
22日の米国株式は、NYダウが前日比179.37ドル高の4万4502.44ドルと3日ぶりに反発、一方、ナスダック総合指数は同81.490ポイント安の2万892.685ポイントと7日ぶりに反落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が12億5690万株、ナスダック市場が95億2138万株だった。ベッセント米財務長官は22日、スウェーデンで28-29日に中国と閣僚級会議を行うことを明らかにした。米中貿易協議の進展が期待され、NYダウの反発につながった。一方、ウォールストリート・ジャーナルが、ソフバンG<9984.T>やオープンAIなどが計画するAI(人工知能)インフラ計画「スターゲート」の取り組みが始動で苦戦していると報道。それを受けハイテク株が軟調で、マイクロン・テクノロジーズやネットフリックス、アーム・ホールディングスなどが下落した。
23日の東京株式は、軟調な展開か。きのう22日の日経平均株価は、朝方の買いで心理的なフシ目の4万円を超える場面もみられたが、買い一巡後は、戻り待ちの売りに押される展開となった。4万円近辺では利益確定の売りが控えているとみられるほか、決算発表の本格化を控えることもあり、積極的な買いは入りにくいとみられる。為替相場は、ドル・円が1ドル=146円台の半ば(22日は147円71-73銭)、ユーロ・円が1ユーロ=172円台の前半(同172円61-65銭)と円高方向にあり、輸出関連銘柄には重しとなりそう。22日のADR(米国預託証券)は円換算値で高安まちまちながら、アドバンテス<6857.T>、村田製<6981.T>、任天堂<7974.T>などが、22日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、22日の大阪取引所清算値比140円安の3万9610円だった。
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