市況(場況)

日経平均は270円程度安、売り一巡後は下げ渋る=28日前場

 28日午前10時7分すぎの日経平均株価は、前週末比270円程度安い4万1180円前後で推移する。午前9時10分には、同384円08銭安の4万1072円15銭を付けた。米国とEU(欧州連合)による関税交渉の合意も伝わり、朝方は日本株にも買いが先行した。ただ、前週後半に大きく上げた反動が根強く、利益確定売りが優勢となった。ただ、売り一巡後は下げ渋る動きにあるもよう。前週末25日のシカゴ日経平均先物の円建て清算値は、前週末25日の大阪取引所清算値比10円高の4万1370円だった。

 業種別では、全33業種のうち24業種が下落、9業種が上昇している。三菱UFJ、三井住友などの銀行株や、日立、ソニーGなどの電気機器株が下落。MS&AD、東京海上などの保険株や、郵船、商船三井などの海運株も安い。日本製鉄、神戸鋼などの鉄鋼株や、丸紅、三菱商などの卸売株も軟調。TOYO、ブリヂスなどのゴム製品株や、LINEヤフ、ソフトバンクなどの情報通信株も弱い。一方、OLC、リクルートHなどのサービス株や、オリンパス、HOYAなどの精密機器株が高い。

 そのほか、アドバンテス、三井松島HD、スクリン、日本調剤、KOKUSAが下落。半面、太平洋工(監理)、ユーグレナ、イーグル、GMOGHD、プリマなどが上昇している。

 東京外国為替市場では午前10時7分時点で、ドル・円が1ドル=147円台の半ば(前週末25日は147円37−39銭)、ユーロ・円が1ユーロ=173円台の半ば(同173円20−24銭)で取引されている。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社

ウエルスアドバイザー社

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