
(画像=SBI証券)
この記事は2025年7月30日にSBI証券で公開された「Daily米株速報 毎営業日午前更新予定」を転載したものです。 掲載記事(最新版):Daily米株速報 毎営業日午前更新予定 |

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重要イベント前に高値警戒、決算銘柄が総じて軟調
7月29日(火)の米国株式市場では、主要3指数は下落。前日に最高値を更新したS&P500指数とナスダック総合指数は、朝方に上昇していたもののその後失速。ベッセント米財務長官は、米中が関税導入の停止期限を延長する条件を巡り協議を継続すると述べた。期限をさらに90日間延長するのも一つの選択肢だとの見方を示し、トランプ大統領が最終判断を下すと説明した。
経済指標では、朝8時半に発表された6月の貿易収支(速報値)は市場予想に反して前月から赤字幅縮小となった。10時に発表された7月のCB消費者信頼感指数は市場予想以上の上昇となった。一方、6月のJOLTS求人件数は市場予想以上に減少した。
セクター別(全11業種)では、7業種が下落。資本財・サービスと一般消費財・サービスが安く、不動産と公益事業が高い。
個別株では、前日引け後に予想を上回る決算と通期業績見通しの上方修正を発表したケイデンス・デザインシステムズ(CDNS)は9.7%高。減量薬の低調を受け通期業績見通しを下方修正したノボ・ノルディスク(NVO)が21.8%急落。通期の調整後1株利益見通しが市場予想を大きく下回ったユナイテッドヘルス・グループ(UNH)は7.5%安。ユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)は貿易や経済不透明を背景に通期予想の発表を見送り、10.6%急落。引け後、決算発表のスターバックス(SBUX)は立て直しが予定を前倒しで進んでいるとの見方を示し、時間外で上昇した。
原油先物相場は大幅続伸。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の9月物は前日比2.50ドル(3.7%)高の1バレル69.21ドルで取引を終えた。ニューヨーク金先物相場は上昇。ニューヨーク商品取引所(COMEX)でこの日から取引の中心となった12月物は前日比14.4ドル(0.4%)高の1トロイオンス3,381.2ドルで取引を終えた。
米10年物国債利回りは前日比0.09%ポイント低い(価格は高い)4.32%で引けた。ドル指数は4日続伸、29日のニューヨーク外国為替市場で円相場は4営業日ぶりに小幅に反発し、前日比5銭円高・ドル安の1ドル=148円45〜55銭で取引を終えた。
【7月30日(水)の米国市場】
主な経済指標・イベント:
米政策金利発表、パウエル議長記者会見
米ADP雇用統計(7月)
米GDP(速報値)(Q2)
主な企業決算の発表:
寄り前
HSBC ホールディングス ADR(HSBC)、オートマチック データ プロセシング(ADP)、UBSグループ(UBS)、トレイン テクノロジー(TT)、アルトリア グループ(MO)、ジーエスケー ADR(GSK)、アメリカン エレクトリック パワー(AEP)、バーティブ・ホールディングス(VRT)、ケンビュー(KVUE)、ハーシーズ(HSY)、クラフト ハインツ(KHC)、ヒューマナ(HUM)、チェックポイント ソフトウェア テクノロジ(CHKP)
引け後
マイクロソフト(MSFT)、メタ プラットフォームズ A(META)、クアルコム(QCOM)、アーム ホールディングス ADR(ARM)、ラムリサーチ(LRCX)、ロビンフッド マーケッツ A(HOOD)、カーヴァナ(CVNA)、フォード モーター(F)、イーベイ(EBAY)、アメリカン ウォーター ワークス(AWK)、ウエスタン デジタル(WDC)
~見通し~
市場は関税材料に対する反応が鈍くになりつつある一方、現行の関税率が企業業績にどのくらい影響を与えるかに注目するだろう。
SBI証券 投資情報部 潘 碩朋
主要株価指数

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債券・商品市況

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主要通貨

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S&P500日中足チャート

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ナスダック日中足チャート

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S&P500セクター別

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S&P100種騰落率ランキング


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その他主要銘柄

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※本レポートはBloombergデータをもとにSBI証券が作成。
※銘柄名はBloomberg表記によるもの。
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