1日後場は日経平均株価が、前日比270円22銭安の4万799円60銭と反落。一方、TOPIX(東証株価指数)が同5.58ポイント高の2948.65ポイントと3日続伸した。日経平均は午前9時27分に、同481円65銭安の4万588円17銭を付けた。売り一巡後、リバウンド狙いの買いや押し目を拾う動きから、下げ渋る場面もみられた。ただ、週末要因から様子見姿勢が強まるなか、ポジション調整売りが優勢となり、さえない展開を強いられた。寄与度が高い東エレクが業績予想を下方修正し急落した影響で、終値ベースでは日経平均を約500円押し下げる格好となった。
東証プライム市場の出来高は22億1907万株、売買代金は5兆6149億円。騰落銘柄数は値上がりが1300銘柄と8割に達した一方、値下がりは291銘柄だった。変わらずは32銘柄。
業種別では、全33業種のうち9業種が下落、24業種が上昇した。東精密、HOYAなどの精密機器株や、日立、ソニーGなどの電気機器株が下落。郵船、商船三井などの海運株や、TOTO、特殊陶などのガラス土石株も安い。三菱倉、三井倉HDなどの倉庫運輸株や、古河電工、フジクラなどの非鉄金属株も軟調。中外薬、第一三共などの医薬品株や、アシックス、任天堂などのその他製品株も弱かった。一方、東電力HD、関西電などの電気・ガス株や、大林組、清水建などの建設株が上昇した。
そのほか、デジアーツ、Dガレージ、アルビス、アイネス、FPGが下落。半面、システナ、富士電機、亀田菓、日本調剤(監理)、アズームなどが高い。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社