新明和工業が3日ぶりに反落、204円安の1622円を付けた。7月31日引け後、26年3月期第1四半期(25年4−6月)の連結決算を発表。大幅な減益となり嫌気された。
第1四半期決算は、売上高が576億6500万円(前年同期比0.4%増)、営業利益は14億2600万円(同22.5%減)だった。「産機・環境システム」を除く全てのセグメントで増収となった。一方、利益面では、「特装車」「パーキングシステム」は増益を確保したが、「産機・環境システム」「流体」「航空機」が減益となったことが響いた。
26年3月期業績予想で、売上高を見直し従来の2900億円から2850億円(前期比7.0%増)に引き下げた。産機・環境システムのEV市場落ち込み、航空機の主要顧客の生産計画変更に伴う影響はあるものの、特装車の利益上積みなどにより利益予想は据え置いている。
1日の終値は、前日比165円安の1661円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社