IC(集積回路)パッケージ基板で世界最大手のイビデンが反発、前日比310円高となる6596円を付けた。1日引け後、26年3月期業績予想の上方修正を発表し、好感された。
通期の連結営業利益を480億円から550億円(前期比15.5%増)に引き上げた。電子事業において、高付加価値の生成AI(人工知能)向け製品の受注が予想を大きく上回った。あわせて為替前提を、1ドル=140円から142円、1ユーロ=150円から160円に、円安方向へ見直した。
第2四半期(25年4−6月)の営業利益は176億3600万円(前期比56.1%増)だった。生成AI用サーバー向け受注が好調に推移したほか、パソコン・汎用サーバー向け高機能ICパッケージ基板の需要が緩やかに回復した。
4日の終値は、前週末比273円高の6559円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社