
(画像=株式新聞)
この記事は2025年8月5日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>8月5日」を転載したものです。 掲載記事:<相場の読み筋>8月5日 |
4日の米国株式は、NYダウが前週末比585.06ドル高の4万4173.64ドルと6日ぶり、ナスダック総合指数は同403.450ポイント高の2万1053.582ポイントと3日ぶりに反発して取引を終了。出来高概算は、NY市場が10億9757万株、ナスダック市場が67億8231万株だった。NYダウは前週末まで下落していた反動で、買い戻す動きが強まった。現地1日にFRB(米連邦準備制度理事会)のクグラー理事が8日付で退任することが明らかとなった。後任の理事についてトランプ大統領は、利下げに積極的な人物を指名するとの見方から、金利低下期待も支援材料となった。NYダウ採用銘柄では、エヌビディアやスリーエム(3M)、ウォルト・ディズニーなどが値上がり率の上位に入っている。
5日の東京株式は反発後、もみ合いか。現地4日の米国株高を受け、日本株も買い先行スタートとなろう。買い一巡後は、戻り待ちの売りが控えているとみられ、上値が重くなる場面もありそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=147円台の前半(4日は147円87-89銭)、ユーロ・円が1ユーロ=170円台の前半(同170円99銭-171円03銭)と円高方向に振れている。円相場を横目に見ながらの神経質な展開となることも見込まれる。4日のADR(米国預託証券)は円換算値で日立<6501.T>、ローム<6963.T>、菱重工<7011.T>などが、4日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、4日の大阪取引所清算値比265円高の4万585円だった。
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