
(画像=株式新聞)
この記事は2025年1月27日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>1月27日」を転載したものです。 掲載記事:<相場の読み筋>1月27日 |
前週末24日の米国株式は、5日ぶりに反落した。NYダウが前日比140.82ドル安の4万4424.25ドル、ナスダック総合指数が同99.377ポイント安の1万9954.301ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億4517万株、ナスダック市場が69億5622万株だった。米1月S&PグローバルPMI(速報値)で製造業が50.1と市場予想平均の49.8を上回った一方、非製造業は52.8と同56.5に届かなかった。好悪まちまちの経済指標となったが、トランプ米大統領が世界一律での関税強化を見送る姿勢をみせて前日まで連騰していた反動や週末要因から、ポジション調整の売りに押された。NYダウ採用銘柄では、エヌビディアやハネウェル、アメリカン・エキスプレスなどが値下がり率の上位に入っている。
27日の東京株式は、現地24日のシカゴ日経平均先物の円建て清算値は、前週末24日の大阪取引所清算値比540円高4万480円だった。朝方は、同清算値にサヤ寄せする格好でのスタートとなりそう。ただ、心理的なフシ目の4万円を超えた水準では、戻り待ちの売りが控えているとみられ、上値は重そう。為替相場は、ドル・円が1ドル=155円台の後半(前週末24日は155円37-39銭)、ユーロ・円が1ユーロ=163円台の半ば(同162円52-56銭)と円安に振れており、輸出関連銘柄には支え。前週末24日のADR(米国預託証券)は円換算値で、LINEヤフ<4689.T>、TDK<6762.T>、三菱商<8058.T>などが、24日の東京終値に比べ高かった。
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