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<相場の読み筋>8月8日

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<相場の読み筋>8月8日

(画像=株式新聞) 

この記事は2025年8月8日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>8月8日」を転載したものです。
掲載記事:<相場の読み筋>8月8日

 7日の米国株式は、NYダウが前日比224.48ドル安の4万3968.64ドルと反落、ナスダック総合指数は同73.273ポイント高の2万1242.697ポイントで続伸して取引を終了。出来高概算は、NY市場が11億7334万株、ナスダック市場が82億2801万株だった。ナスダック総合指数は、7月28日に付けた終値ベースの史上最高値(2万1178.585ポイント)を更新した。米週間の新規失業保険申請件数が22万6000件となり、市場予想平均の22万2000件よりも悪く、労働市場の悪化を警戒。また、同日から発動された米関税策が、世界経済に与える影響も懸念された。一方、ハイテク株比率の高いナスダック市場では、アドバンスド・マイクロ・デバイシズやアップル、ASMLなどが買われ指数の上昇を支えた。

 8日の東京株式は、上値の重い展開か。現地7日の米国株式市場では、NYダウが下落したものの、ナスダック総合指数とSOX(フィラデルフィア半導体株)指数は上昇するなどまちまち。東京市場は3連休を控えることもあり、利益確定売りに押される場面もありそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=147円台の前半(7日は146円80-82銭)と円安方向にある一方、ユーロ・円が1ユーロ=171円台の半ば(同171円59-63銭)と小動き。7日のADR(米国預託証券)は円換算値で高安まちまちながら、キーエンス<6861.T>、オリックス<8591.T>、NTT<9432.T>などが、7日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、7日の大阪取引所清算値比90円高の4万1090円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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